なきじん海辺の自然学校

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フォワードストローク(前進)

海でも川でも、カヤックの第一歩はとにかく前に進むことです。前進するテクニックをフォワードストロークといいます。フォワードは前方(前)、ストロークはボートなどで水を漕いだり、水泳で水をかいだりということです。

腰の回転



腕だけで漕ぐのではありません

フォワードストロークに限らず、カヤックのいろいろな漕ぎ方のポイントは、腰の回転です。

水をキャッチ



なるべく前から

腰を回転させて、なるべく前方にブレードを入れて、水をとらえます。これがキャッチです。そして長くじっくりと水を引きます。これがプルです。水泳でもこのキャッチ&プルです。

トルソー(上体)を使って



肩幅より少し広めに

上半身の回転を加えて漕ぐようにすると、腕や肩が疲れにくいですし、力を入れてしっかりと漕ぐことができます。

タイミングよく



リズミカルに

ブレードが身体のほぼ真横くらいにきたら、水から引き上げるとともに、反対側のブレードで水をキャッチします。引き上げてすぐ、タイミングよく水をキャッチできると(リズミカルに)、推進力が落ちることなく進んでいくことができますし、後ろに乗っている同乗者がパドルの動きをあわせやすくなります。

押す感覚



引きつつ押す感覚

水を引くと同時に、反対側を前方へ強く押し出す感じがつかめると、腰を使って、上手に力強く水をとらえることができます。そんなときにカヤックはぐんと進んでいきます。実際はこれに、水をつかまえている側の足の踏ん張りも加わります。

腰を軸にして



てこの原理で

水を引くと同時に、反対側を前方へ強く押し出す感じがつかめると、腰を使って、上手に力強く水をとらえることができます。そんなときにカヤックはぐんと進んでいきます。実際はこれに、水をつかまえている側の足の踏ん張りも加わります。

漕ぐときの目線



パドルは見ない

漕ぐときの目線は、進行方向、これから進んで行きたい方向を見ます。そして周りの景色を楽しみながらで大丈夫です。いちいちパドルや近くの水面を見ていると、まっすぐ進まなかったり、目が回ってしまうかもしれません。陸上などの動かないような目標物を決めると、進路を保持しやすいです。船舶の操縦もやはりこんな感じです。船首と遠くの目標物を重ねて見たりしますよ。

パドルの入水角



30度から45度

水面に対してのパドルの入水角度はだいたい30度から45度くらいでよいでしょう。ブレードも水中に3分の2くらいつかる程度でも大丈夫です。あまりパドルを高くつきたてると、カヤックに乗っていてのバランスが悪くなることがありますし、真下に深く水を引っ張ると自分自身が落水しそうになることも。強い推進力が必要な場合などは、パドルをややたて気味にして力強く漕ぎますが、おだやかな場合などは写真のように比較的浅い角度でのんびりと漕いでいます

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