ジュゴンレスキュー実地研修会
2004年2月4日 今帰仁漁協

 
今帰仁漁港にてジュゴンレスキューの実地研修会が開催されました。ダイビングやカヤックでみることができたら素晴らしいのですが、ジュゴンはそうはいきません。本当に数も少なく、警戒心も強い生物なので、見ることができません。
 
 
今回はジュゴンを助けるための講習会です。刺し網にかかってしまったジュゴンを救助に向かいます。ほんとうに貴重な生き物であるジュゴンですが、過去には網に間違って引っかかってしまって、死んでしまったケースもあるのです。
 
 
ボートを出して、現場に向かいます。そしてジュゴンを発見しました。スクリューや船体で傷つけたりしないように接近です。
 
 
呼吸孔に水が入らないように注意しながらサポートします。ジュゴンは呼吸をしています。でも網にかかってしまったりして、弱ったり、パニックになってしまったりすると、水を飲んでおぼれる可能性もあるんでしょうね。
 
 
身体に絡まった刺し網をカッターで切断します。漁師さんにとって、とても大切な漁具ですが、このようなケースでは仕方がないのでしょうね。でも、網を切るのには覚悟が必要ですね。
 
 
ボートに乗せるわけではありませんよ。やっぱり。とにかく重いはずです。


引き上げバージョン
 
 
ネットでジュゴンを固定します。水族館の施設のほうで、ちゃんと専用のネットも用意があるんですね。
 
 
港の岸壁まで運びます。かなりゆっくりとした速度で、傷つけないような注意を払っているんでしょうね。
 
 
引き揚げの準備をします。今回は研修で、漁港の湾内で、発見、救助、引き上げになっていますが、実際は定置網自体がかなり離れているところに設置されているケースが多いと思います。そうなると引き上げが可能な岸壁まで連れて行くのが大変ですね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
漁協のクレーンで引き上げます。
 
 
ゆっくりとおろされました。
 
 
ジュゴンのレプリカです。
とてもよく出来ていますね。
 
 
体が乾燥しないように、毛布をかけた上から、たえず水をかけています。
 
 
水族館へ搬送という設定です。
 
基本的には救助したジュゴンは、そのまま放流して放してやるのが良いとのことです。ただし異常(骨折や外傷、不自然な泳ぎ方)があるものや大人からはぐれているような子供のジュゴンは収容する形をとるそうです。今回は収容し、美ら海水族館に搬送するという設定での訓練となっています。カヤックでクジラを見たいとは思いますし、可能性がないわけではありません。でもさすがにジュゴンは超貴重生物なので、無理ですね。もし万が一、見ることができたとしたら、その時はジュゴンになんらかの深刻な事態が発生した時でしょう。人魚のモデルになったといわれているこの生き物は、やはりおとぎの世界の住人です。


ゴムボートを使用しての救助

2月4日 2004年のレポートより

なきじん海辺の自然学校