フィールドの確認と清掃作業です。
風はビュービューです、でもコンディションがちょっと落ち着いたので、カヤックのフィールドを確認です。
ついでにお掃除も。
どうなっているのかは、だいたい察しがつきます。

めっちゃ回っています。
音もすごいです。

回収していたカヤックを1艇出しました。

乗り場は今回、かなり削り取られました。
北風が強い台風のときには、よくあることです。
上をおおっていた砂が見事に持っていかれて、地盤が露出しています。
こうなると満ち潮の時に、カヤックを並べにくくなります。

ときおり強い風が吹き込んでいました。

海からの風が吹き抜けているところは猛烈です。

右の岩は面白い形ですね。
これも琉球石灰岩です。
水面に近いところが浸食によってけずられる地形のことをノッチといいます。
日本語にすると、海食窪とか波食窪といいます。
上部が丸い場合はきのこ岩と呼ぶことも。
そして写真のように上部が平坦な場合にはテーブル岩と呼ぶこともあります。

こうしてみるとボコボコっぽいですね。

ここはいつもと変わらない風景です。

風は結構、吹き込んでいます。


マングローブの入り江に入ってくると、違和感が。
画面の中央です。

シレナシジミが転がっています。
いつもはこんなところにはありません。
いつもいつも観察しているシレナシジミは、少し離れた別の場所です。
でもどう見ても、毎回観察しているものに似ているんです。
今度、改めて確認してみます。
今日はこのままスルーです。

メヒルギの果実も落下しています。
鳥にけられて落ちることもあるのですが、今回の台風の影響で、いたるところで落下しているものを見ました。

緑色の美しい苔のエリアです。
広範囲にわたって、泥をかぶっています。

マングローブのこどもたちは、何とか無事のようです。

見上げると、いつも観察している果実はすこし痛み始めている感じがしました。

木についていたはずの葉はすっかりと落ちてしまってます。
こんなふうに丸裸になっている木が良くあります。

湧き水のエリアは予想通りに、落ち葉や泥がたまっています。
大雨や台風の後はいつもこんな感じです。

がんばってきれいに掃除しました。
水底の石も本来の色を取り戻しました。
水の透明感も回復しました。
でもでも、またすぐに台風がやってくるなんて、信じられないです。
台風が来たら、また元の木阿弥です。
あー、若い人はこの「元の木阿弥」という言葉を知らないかもしれません。
元の状態に戻るという意味です。
語源については、なかなか興味深いので検索してみてくださいね。
ここでは割愛させていただきます。

あわただしく掃除をしたので、生き物が全然見当たりません。
でも落ち着いてきたら、ミナミトビハゼが戻ってきました。

水中にはテナガエビの仲間がちゃんといました。
岩の隙間の奥深いところで、掃除が終わるのをじっと待っていてくれたのでしょうね。

掃除したので、泥がなくなって、きれいな水底に戻りました。
あまりきれいにしすぎるのも問題だと思っていますが、放っておくとヘドロで埋まってしまうかもしれないので、きれいにしています。

だんだんと夕暮れの風景になってきます。

海は猛烈にしけています。

すごいですね。
あー、今度は台風22号です。
21号よりも沖縄に接近する可能性が高いです。
明日はまた台風対策になります。
そして週末はすべて中止です。
県内各地のイベントもほとんど中止となります。