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トグル


シーカヤックの前部や後部にある取っ手のことをトグルと呼んでいます。カヤックを運搬する際に前後2名でそれぞれにトグルを持ちます。カヤック自体がタイプによっては30sを超える重量があるので、強度とある程度のグリップ性(握りやすさ)が求められます。トグルとしてちゃんと成形された製品もあれば、筒状のものなどは水道工事の塩ビパイプを活用したものなどがあります。カヤックとトグルをつなぐラインはやはり耐久性がある丈夫なものが必要でしょう。運搬中にトグルのラインが切れてしまうと、大きなけがにつながりかねないですし、大切なカヤックを損傷させることになります。
ツーリングなどを想定して、ハッチ内に荷物を積んでいる際に、いくらトグルやラインが丈夫で、運搬する人が力持ちだったとしても注意が必要です。荷物の積載が多く、重量が大きい場合はトグルだけに頼ることなく、カヤックを脇に抱えるとか、カヤックの船体の中央付近を持つ人を増やすことなどが必要です。カヤック―が腰を痛めてしまう心配のほかに、カヤック船体が損傷する可能性があります。カヤックツアーの専門ショップさんがツーリングに出艇する風景はとても勉強になります。制裁量が多いタンデム艇なども、みんなで協力しながら、順番に浮かべていったりしています。
トグルを握る際に、もしラインが上記の画像のようになっていたら、ラインの間に指を挟みこんだりしないように注意しなさいと教えていただいたことがあります。何かの拍子にねじれて、指をラインに挟まれて怪我をする場合があるそうです。




なきじん海辺の自然学校

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