沖縄マングローブカヤックブログ/なきじん海辺の自然学校

沖縄美ら海水族館にいちばん近いシーカヤックマングローブツアーのブログです。

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命のスープ 川や海へ栄養が還元されていくのですね

6月18日午後、カヤックでマングローブへ。今日もとっても良いお天気です。

午後2時過ぎにいちばん潮が引いていたので、この時間はまだ水が少ないです。もう満ち始めてはいます。砂の模様はカニたちがごはんを食べた後にできる砂団子です。陸側と川側で地面の表面の質感が違いますよね。

さてさて出発です。風は意外と強かったのですが、カヤックできないというほどではありません。向かい風を楽しみながら、のんびりと漕いで行きます。

干潮で地面が干上がっています。以前、ホットケーキみたいといいましたが、沖縄なのでちんびんやぽーぽーといったほうがよさそうです。詳しくはwebで!どちらも沖縄の昔からのおかしです。作るときに表面に空気のぶつぶつができてきます。

いつものようにシオマネキたちが出迎えてくれます。

マングローブの林を観察します。

生き物がたくさんいます。とにかくカニだらけです。いつもいつも私は一生懸命にこんな写真をとっています。かなり好きなんです。飽きることがありません。うまく撮れるときもあれば、だめなときもあります。でも、その毎回のチャレンジがとても楽しいです。毎回ブログで見させられる皆さんには申し訳ありませんが・・・

 

すぐ近くの穴にミナミトビハゼがいました。撮影し始めると、あわてて穴の外へ出て行きました。

マングローブと山の木々の緑がとてもきれいです。

しばらくこんな青空が続いてほしいと思います。

ミナミトビハゼの集団もいました。このまわりにけっこう集まっていましたよ。私がストーカーのように接近すると、さすがみんな逃げていきました。ほんとうに申し訳ないです。

ベニシオマネキもたくさん出てきましたが、昔と比べると数が減少しているような気がします。ベニシオマネキが好んで生息しているコケが生えている面積が減少しているようです。ハクセンシオマネキガより多く目に付くようになってきました。川自体に急速に土砂が流入しているせいかもしれません。マングローブがあるこの辺りは、上流からの土砂の流入が多いです。川自体が浅くなり始めています。

 

 

やっぱりベニシオマネキはとてもきれいな色ですね。

水路にはきれいに風力発電が映っていました。

満ち潮で急速に水が流入し始めたので、あぶくが立ち始めました。カニたちがごはんを食べるために掘り起こした砂などが、満ち潮の水に洗われると、このようなあぶくがたち始めます。命のスープと呼ばれている栄養です。川や海へ栄養が還元されていくのですね。でもどうみても、きたない泡にしか見えませんよね。

 

マングローブ干潟を脱出します。入ってきたときよりも急速に水が増えているんですよ。この写真ではわかりにくいと思いますが。

対岸にはクロツラヘラサギが2羽いました。ここしばらくいつもいます。ときどき姿が見えないときや1羽しかいないこともあるのですが、そのたびに心配になります。でもこうやって2羽で元気にえさを食べている姿を見るとうれしいです。

クロサギもやってきました。こちらは水辺のお魚をねらって歩き回っています。

沖縄は連日32度から33度なんていう暑い日が続いています。

岸に戻ってきたら、ムラサキオカヤドカリがいたので、また撮影です。かわいいですね。夜間の涼しい時間帯になるとさらにいっぱい増えていきますよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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