沖縄マングローブカヤックブログ/なきじん海辺の自然学校

沖縄美ら海水族館にいちばん近いシーカヤックマングローブツアーのブログです。

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マングローブの胎生種子(胎生芽)を植樹しました。誕生日の記念になりましたね。

今日は午後にマングローブを植え付けに行きました。ツアーの際に、落ちていたり漂流していたマングローブの胎生種子を保管していました。ちょうど潮も引いてきたので、カヤックに乗って植樹にいきます。

とても穏やかなコンディションです。

これから、夕方にかけて、かなり潮が引くんです。

ソテツもきれいですね。

対岸は地面が干上がって、シオマネキが出始めています。

それでは、さらに進んでいきますよ。おもしろくて、植樹するまで時間がかかっちゃいます。

龍木(りゅうぼく)です。台風で漂着した大木が長年のうちに削られて、龍のあたまのようになりました。自然が生み出した彫刻作品です。すこし鼻先が見え始めましたね。みなさんは龍(竜)というと何を思い出しますか。私はキングギドラやヤマタノオロチです。竜の子太郎だったり、千と千尋の神隠しだったり、人それぞれにいろいろな竜を思い浮かべると思います。

 

こちら側も潮が引いて、シオマネキが出てきています。

 

東の空は青空ですね。それ以外は、けっこう雲が覆っているんですよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんな感じで、葉がけっこう大きく開いてきています。そして根も出始めているんですよ。このままだと窮屈ですよね。

取り出して、根っこを傷つけないように分けていきます。

これもほぐしましたよ。スーパーで売っているカイワレ大根みたいですね。

それほど多くはありませんが、植えていきました。

こんな感じです。普段はマングローブエリアの保護のために、中の方へは立ち入らないようにしています。今回のような植樹のケースや、漂流物や倒木で、メンテナンスが必要な場合に限り、侵入するようにしています。むやみに足を踏み入れると環境への負荷が大きいです。長い間、こんな配慮をしてきたことで、どうにか今の状態を維持しています。

木の棒で、穴を掘って、マングローブの胎生種子(胎生芽)を植えていきます。

台風などで、倒れてだめになってしまったスペースをカバーするように植えています。

広子隊長は今日がお誕生日です。記念の植樹になりましたね。

がんばって大きくなってほしいです。

本数はそれほど多くはないので、びっしりというわけにはいきませんが。

シレナシジミを見つけましたよ。泥に埋まっていますね。

 

 

 

メヒルギの花のつぼみも大きくなってきました。

ノコギリガザミの子供がいましたよ。

ミナミトビハゼはおうちから顔を出しています。

 

ものすごく潮が引いてきました。

ここにもマングローブの赤ちゃんが。

 

 

 

 

こんな潮位の時はツアーは開催がありませんよ。だって浅すぎなんです。

 

 

 

防水ウェダーで活動しています。どちらかというと田んぼで作業しているような感じです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

デート中でしたね、本当に失礼しました。

ようやく漕ぎだします。干潟の観察をしていたら、楽しすぎて、前にすすむことができませんでしたよ。

 

龍木がこんな風に姿を現しました。への字型になっている流木なんですよ。ほんとうはもっともっと太くて、立派な木でした。今年、持つかなあと心配です。それほど削られて、細くなってきたんです。

 

 

 

 

 

 

これなーんだ?

ミナミクロダイです。

浅いところにいますね。この後で、私たち気がついて、大慌てで泳いでいきましたよ。

 

 

ガザミをとる仕掛けのかごが沈んでいます。

向こう側にもありますね。

ソテツの雄花です。

 

 

 

 

広子農園のドラゴンフルーツです。

これはもう花が終わりかけていますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらは雌花です。形が全然違いますね。雌雄異株(しゆういしゅ)といって、オスの木とメスの木に分かれているんですよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

岸へ戻りますが、あまりにも潮が引きすぎているので、上陸地点を工夫しないといけません。そうしなければ、びっくりするほど、泥に埋まっちゃいます。

無事に上陸です。

こちらもシオマネキがたくさんいます。

 

 

 

 

 

 

少し前までは、ツアーの際に、ひろった胎生種子を参加者の方に植えていただくこともありました。シーズン的にはもう、このエリアのメヒルギはほとんどありません。また来年になったら、種が成長して、旅を始めると思います。