沖縄マングローブカヤックブログ/なきじん海辺の自然学校

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シオマネキのからだ 2017年11月15日

今日のカヤックツアーの紹介です。

午前の1時間30分コースです。

干潮時にシオマネキも出てきました。

シオマネキのからだのつくりは後半で紹介します。

貸し切り状態です。

のんびりと遊びに行きましょうね。

さあ、出発です。

マングローブと生き物の観察です。

 

お二人ともナイスなチームワークです。

とても上手です。

潮が引いているので、シオマネキも出てきています。

ヤエヤマシオマネキのオスです。

シオマネキのからだのつくりを紹介すると、複眼の目を持っています。

そして長い棒状のものが眼柄(がんぺい)です。

この目の部分を収納できるくぼみが眼窩(がんか)です。

人間の場合は目玉(眼球)すっぽりと収まるところが眼窩です。

そして口があります。

ハサミがあるのが鉗脚(はさみ脚)です。

シオマネキの場合はオスは片方のはさみ脚が大きくなっています。

大きいほうが右か左か決まっている種類もあれば、左右どちらかというように混ざっている種類もあります。

自然学校のカヤックツアーで見ることができるものは右利きも左利きも両方混ざっているシオマネキです。

それ以外の足は歩くために使用される歩脚です。

第1歩脚から第4歩脚まであります。

足は7節から構成されていて、先端から指節、前節、腕節、長節、そして付け根のほうが座節、基節、底節となっています。

冬のこの季節にカニを食べる機会があれば、そんなことも観察しながらだと面白いですね。

付け根のほうって、けっこうウニャウニャ動きますよね。

節が多いからなんですね。

このうち基節と座節は融合していて、この融合面よりも身体に近いあたりに自切点があると書かれているものをネットで見つけました。

トカゲのしっぽ切りのように、反射的に切断することで身の安全を図るようになっています。

こういうポイントでの切断はほかの部分での損傷に比べるとダメージが少なく、再生もしやすいそうです。

ほんとうに不思議ですけど、サバイバル能力としてはすごいですよね。

はさみ脚はもっと細かく紹介すると、上側の動く部分が指節で可動指です。

そして大きなパーツ(前節)の付け根が掌部、先のほうが不動指です。

マングローブの入り江ももうすぐです。

トントンミーも元気ですね。

巣穴の近くでのんびりしていました。

 

これはヤエヤマシオマネキのメスです。

オスと比べると全然違いますね。

ところどころにきれいな青色が出ています。

 

「シレナシジミとわたしたち」

 

ベニシオマネキもきれいですね。

 

とにかく、めっちゃシオマネキだらけですね。

採餌のために、潮が引いたばかりの水際のラインを目指して移動していきます。

ヤエヤマシオマネキやヒメシオマネキはこんな習性があります。

ハクセンシオマネキは巣穴からあまり遠い所へは移動しません。

出不精なのかな。

 

 

おつかれさまでした。

今日はありがとうございました。

 

 

 

 

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