沖縄マングローブカヤックブログ/なきじん海辺の自然学校

沖縄美ら海水族館にいちばん近いシーカヤックマングローブツアーのブログです。

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オカヤドカリのハサミは左が 2017年11月13日

今日のカヤックツアーの様子です。

午前午後ともに1時間30分コースです。

午後のツアーの時にムラサキオカヤドカリが出てきました。

ヤドカリのお話は後半に紹介します。

 

コンディションはよいのですが、空模様がちょっとって感じです。

 

午前のコースは4名様のご参加です。

雨に備えて、レインコートも着用、こてこての服装で遊びに行きました。

パドル練習の風景です。

さあ、これから出発です。

 

 

 

干潟にはシオマネキがたくさんいます。

 

 

アオサギがいましたよ。

サギの仲間では一番大きくなります。

恒例の「シレナシジミと私」という写真です。

そういえば昔、ぴったしカンカンで恒例「1枚の写真」というコーナーがありましたね。

安住アナのぴったんこカンカンではありません。

久米宏とコント55号の時代です。

 

 

 

 

 

 

 

子供チームで記念撮影です。

こちらは大人チームです。

家族一緒に。

みなさん、お疲れさまでした。

ありがとうございました。

 

 

午後のカヤックツアーです。

1時間30分コースです。

2組4名様のご参加です。

写真掲載はNGなので、風景などを紹介させていただきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

岸に戻ってきたら、ムラサキオカヤドカリがいました。

涼しいので、昼間ですがお散歩に出てきたのかもしれませんね。

でも写真を撮ろうとしたらびっくりして、殻に引っ込んでしまいましたよ。

 

ほら、見事に殻に収まっています。

オカヤドカリは体がボリュームたっぷりなので、パンパンていう感じですね。

それに比べて、水中にいるヤドカリの仲間は体が超スリムで、隠れると体が見えなくなるほど引っ込むことがあります。

 

しばらく粘っていたら、ちゃんと出てきてくれましたよ。

つぶらなお目目がかわいいですね。

ヤドカリの体の構造を各部紹介すると、黒いところは眼です。

トンボなどと同じような複眼という構造だそうです。

その目のもとは眼柄(がんぺい)です。

この眼柄に黒い斑点があるとナキオカヤドカリという種類のヤドカリです。

涙のような模様とか、泣きぼくろに見えるということから来た名前です。

オレンジ色に見えるのは第1触角です。

その下に黒く長く伸びているのが第2触角です。

よく見ると左右でハサミの大きさが変わっています。

左側のハサミがとても大きいですね。

そういえば、もし両方のハサミが大きかったら貝殻にうまく隠れることができないですよね。

上の写真を見てみると、片側の大きなはさみがまるで、蓋のようになって、体をしっかりと隠しているようです。

巻貝には左巻きと右巻きと種類がありますが、9割近くが右巻きだそうです。

そんな巻貝に対応するかのようにハサミの大きさや体の形も変わっていったのでしょうね。

ホンヤドカリという種類は逆に右のハサミが大きいそうです。

昔、テレビで紹介されていましたが、ロブスターのハサミは左右で大きさや形、役割も違っていて、生まれて最初にものを砕いたほうが大きくなるそうです。

面白いですね。

ヤドカリはカニやエビと同じように十脚目という分類になっていて、5脚が対になっているので十脚目です。

ハサミがあるのがはさみ脚(第1胸脚)、写真で手前に見えているのははさみ脚を含めての第3胸脚まで、貝殻の奥のほうに小さく見えているのが第4胸脚です。

第5胸脚は隠れていて、見えていませんね。

第4、第5で貝殻をしっかりとつかまえているそうです。

歩く時の歩脚は第2胸脚が第1歩脚、第3胸脚が第2歩脚です。構造と役割で名前が両方ついているんですね。

 

 

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