沖縄マングローブカヤックブログ/なきじん海辺の自然学校

沖縄美ら海水族館にいちばん近いシーカヤックマングローブツアーのブログです。

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金武町億首川のマングローブをちょっとだけ見る機会がありました

ある日の金武町億首川です。用事があったので、ツアーが入っていない時間に合わせて、出かけました。

この時間は、干潮でおもいっきり潮が干いているので、地面が干上がっていますよ。さすがに億首川のマングローブカヤックツアーも、この時間帯は開催がありません。

これ、おもしろいですよ。岩にモクマオウが生えています。ここより低いと塩水につかってやられてしまいますから、絶妙な高さに木が生えています。モクマオウも先駆的な植物(パイオニア植物)なので、開かれた場所などができると、かなり早く、そこで生育し始めます。ススキなどもそうですよね。

こちらはオヒルギです。屈曲膝根(くっきょくしっこん)と呼ばれている根が特徴的ですね。こんな形の木を見ると、昔のアメリカのマンガ(アニメ)を思い出します。そのまま歩いていきそうな雰囲気です。

ツアーがないので、カヤックも休憩中ですね。それにしてもたくさんありますね。慶佐次川も億首川も、予算をかけて、本当にきれいに整備されています。

カメラを振って、海側の景色を見てみますよ。沖縄の東側の海の風景になります。

おー、この鼻くそみたいなの、何かわかりますか(こんな鼻くそはないか)。

ちょっとわかりにくいですが、ミナミコメツキガニです。軍隊ガニとも呼ばれていますよ。前に歩いていくことができます。みんな一斉に採餌しながら、進んでいくところから軍隊の行進みたいにたとえられていますよ。実際に英語名は、soldier clab ソルジャークラブ、軍隊・兵隊ガニですね。そのまんまやないかい!(おいでやす小田みたいに言ってください)。

コメツキガニとは名前がほぼ一緒ですfが、違う種類です。コメツキガニは自分の巣穴をもっていますが、このミナミコメツキガニは巣穴を持ちません。ピンチの場合は体を体を上手に回転させながら、軟泥に潜ります。ほんとうに素早いですよ。潮が満ちてくる前に、穴を掘って、そこで休憩です。

これはまた別の日の写真ですよ。

やはり干潮で、たくさん出てきていますね。私には正露丸にしか見えません(若い人はわからないかも。もっと昔は忠勇征露丸でした。詳しくは別の機会に)

シオマネキもたくさんいますね。

さすがにこれではツアーは無理ですね。

かわいいヤエヤマヒルギ達です。

 

オヒルギの根は曲がっている屈曲膝根のほかに、コブの部分だけが頭を出している直立膝根というのもありますよ。これは、ちょっと控えめに頭を出します。

うちのエリアにも20年以上前には、こんな感じのヤエヤマヒルギが67本ありました。今は激減していますが、北限のものにあたります(昔、植樹されました)。

このすぐ近くにヒルギモドキがあるはずです。

 

 

 

マングローブに負けないように電柱も生えています(ナイター照明ですかね)。

 

 

案内看板がありますよ。散策路が整備されているんですね。

 

 

 

 

 

素敵なコースですね。昔、散策したことがありますよ。ものすごくおもしろくて、なかなか前に進まなかったです。立ち止まって、観察することが多くて。

 

魔法使いのホウキみたいなものは、形が面白いですね。魔女宅もびっくりです。実はこの金武町(きんちょう)は田イモの名産地なんです。ターンム、金武町ではタームです。この田イモに乗っているんですよ。オッタマゲーです。

 

 

 

こんなところで野鳥観察すると楽しいですよ。双眼鏡は必需品です。

 

 

 

 

沖縄県内にはいろいろなところにマングローブがあります。ぜひとも機会を見つけて、各地でカヤックツアーを楽しんでくださいね。場所ごと、そして時間ごとに風景も見ることができる生き物も変わってきますよ。海辺の自然学校のフィールドはコンパクトで小規模ですから、あらかじめご了承くださいね。

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