新型コロナの影響でとっても暇なので、写真を撮りながらお散歩することがあります。日々のなにげない風景を撮影しています。広子の散歩なので、ヒロ散歩です。地井武男さんでも、高田純次さんでもありません。グルメは全く出てきません。
ふと畑の方を見ると、ドラゴンフルーツのつぼみがすごいことになっていましたよ。
絶対に今晩、咲きます。もう白い花弁がはっきりとあらわれていますね。
ドラゴンフルーツは、ゴールデンウィークの少し前に始まって、秋口までシーズンが続きます。
こちらの畑は、すこしのんびり目につぼみが付き始めたんですよ。でもこの5月の終わりにたくさんの花が開花を迎えるようです。
今度は、川の方へ降りてみました。ミナミスナガニがおうちのメンテナンスをした後です。巣穴から掘り出した砂の塊がたくさん出ていますよ。
スナガニは健全な砂浜環境を確認するための指標生物だそうですよ。近年、問題になっているのが、海岸の浸食による砂浜の減少です。そして沖縄などでもよく見られますが、大型の重機を用いた海岸の造成です。時には全く別の地域の砂を運んできて、きれいな砂浜を人工的に造成している場合がありますよ。リゾート地や地元自治体が管理する遊泳のための海岸などです。
地球温暖化による影響も大きいようです。南の方のスナガニが温暖化の影響で、日本の北の方へも移住し始めているようです。ミナミスナガニやツノメガニのような、私の周りにごく普通にいるスナガニたちが、北の方の在来のスナガニたちをおびやかしているそうです。驚きました。これでは国内外来種といってもいいですね。地域によっては、絶滅危惧種に登録しているところもあるそうです。
満ち潮になると、巣穴に大量の水が押し寄せて、砂で埋まってしまいます。
それでも、こうして、干潮時にまた復旧作業。埋まっては掘りの繰り返しです。本当に大変そうですね。
でもこれが自然の営みなので、きっと余計な心配ですね。水が来ないところに家を作ればとも思いますが、そうもいかないのでしょうね。スナガニは半陸生です。ずっと水の中や陸の上で生活しているわけではありません。干満の影響を受けるエリアで生息しています。呼吸は鰓呼吸です。空気中にいるときは体内に蓄えている水分から酸素を補給します。そして空気を取り入れることによって、鰓からの酸素補給をしているそうです。すごいですね。
こどものころはよく、砂を掘って、カニをつかまえていましたよ。とにかく気合と執念が大切です。でもすこし大きくなると知恵がついて、乾いた砂を巣穴に入れて、その乾いた白い砂を頼りに掘り進めましたよ。そして、調べてみるとさらに便利な方法が。雨が降ったり、潮が干いたばかりで地面が湿っている状態だと、白い乾いた砂がありません。そんな時は木の枝や、長い草を巣穴に差し込んでいき、掘っていくときに回りの砂が崩れても、ルートを見失わないとのことです。恥ずかしながら、私は今まで、こんな方法を試したことはありませんでしたよ。ワンちゃんが生きていたころは、顔中砂だらけにして、カニの巣穴を掘っていたのが、今も懐かしいです(涙が出てきます)。
グンバイヒルガオの花が咲いていました。英語名が素敵です。Seaside Morning Glory とか Beach Morning Glory だそうです。特殊な気象現象で、モーニンググローリーというのがありますよね。ものすごい迫力の雲じゅうたんが押し寄せてくる映像をテレビで見たことがあります。これを思い出しましたよ。和名のグンバイはそのまんま、相撲の行事が持っている軍配に葉の形が似ているところからきています。
この写真だと、きれいな軍配にはなっていませんね。
畑の方のドラゴンフルーツが今晩咲きそうな状態だったので、事務所前の広子農園(勝手に自分でつけた名前です)も確認しましたよ。そうしたらびっくり、ここも今晩咲きそうなものがありました。
つぼみもそれなりに多かったのですが、かなり大きくなってきましたよ。
こんな感じです。
これはまだですね。
奥の方に写っているものは、はちきれんばかりですね。今晩咲きます。
川はこんな感じです。思いっきり潮が干いています。カヤックは漕げませんね。そして今にも雨が降ってきそうです。
めっちゃ干潮です。
さっきの写真だと、葉っぱがあまりきれいではなかったので、あらためて写真を撮りましたよ。
これならはっきりとわかりますね。
ちょっと変わった石がありました。
サンゴの化石が埋まっていますね。クサビライシというサンゴの仲間だと思います。
そしてミナミスナガニちゃんも発見!
ちょっとピントが甘いですが、許してください。だってすぐにものすごいスピードで、逃げてしまうんです。
こちらにはシオマネキたちも。
ヒメシオマネキがたくさんいましたよ。雨が降ってきたので、ヒロ散歩はこれくらいにして事務所へ戻ります。ではまた来週!(うそです。テレビではないので、また来週ではありません)