なきじん海辺の自然学校

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美しかったり地味だったり 毒魚もいろいろ

サンゴ礁の浅い海には人を刺す魚が何種類もいます。とてもカラフルで悠然と泳いでいる種類もあれば、海底でじっと岩のようにおとなしくしていたり、砂に埋もれていてわかりにくい魚もいます。オコゼやカサゴは周りと同じ色でじっとしているので、気づかずに手をついたり、踏んだりすると刺されます。ミノカサゴは優雅に泳ぎ、人が近づいても逃げたりしませんが、どちらもヒレに毒を出すとげを持っています。オコゼやカサゴの仲間は、刺されると成人男性でも泣き出すほどの激しい痛みを伴います。



応急処置

① 目に見える大きなトゲは取り除きます。ただちに海から上がるようにしましょう。
② 40~45℃程度のお湯に患部をつけます。  (痛みが和らぎます。患者が触って熱くない程度)
③ ビニール袋にお湯を入れて患部に当てても良いです。60~90分つけましょう。
オニダルマオコゼに関しては生命にかかわる恐れが高いです。刺された時点ですぐに、救急車の出動を要請してください。



注意事項

※ やけどに注意して下さい。
※ 折れたトゲが体内に残っている場合もあるので、病院で診てもらいましょう
※ トゲは靴やマリンブーツなどの靴底も容易に通します。
※ 海底に手足をついたり、岸壁に手をつくときなどは危ないものがいないかどうかを十分に確かめるようにしましょう。
※釣具店やダイビングショップで、厚いフェルト底のマリンブーツや長靴を売っています。厚いフェルト地は、トゲを通しにくいとされているのでお勧めです。最近の海洋危険生物の講習会では、フェルト底のブーツの着用を奨励していることが多いです。

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